午後ロード ポセイドン観た。※ネタバレ注意!
あらすじと感想
大晦日の船上パーティー、新年のカウントダウン午前0時、豪華客船に大津波襲来。逃げ惑う余裕もなく、船は上下逆さまに。死者多数。生き残ったものは、船員の指示で今いる場所で待機することに。
乗客の一人、消防隊員のディラン・ジョーンズ(ジョシュ・ルーカス)は疑問に思う。「こんなところで待機していても助けが来る前に船は沈没してしまうぞ。船の底の方(逆さまなので下の階)に移動したほうが、生き残れる可能性は上がる。」と。
そこに付いてこようとする人たちが8人くらいいて、みんなで協力しあい脱出をめざす。
いかにも悪者風のチョビヒゲ男(谷村新司似)がついてきたが、高飛車発言で和を乱したあと、因果応報当然の報いで転落死という映画お決まりのコースだか、その俳優(ケヴィン・ディロン)のキャラが立っていて面白かった。
その後9人で脱出を図るが4人死にます。そのそれぞれの死に方が考えさせられた。
人間の非情さ(自分の命優先)や、人間の汚さ、人間の弱さ、子を思う親の気持ちなど感情移入するポイントはたくさんある。
あと、逆さまの船のセットが細部まで精巧に作られていて、制作陣のこだわりが感じられた。(天井に吊るされたグランドピアノとか、足元に並んだ蛍光灯など。)
全体を通して観ると、よくありがちなパニックアクション映画だが、どのキャラクターも魅力的だし、話の流れも分かりやすかったので、子供からお年寄りまで気軽に楽しめる映画だと思います。